元ITインフラ系エンジニアの日記

元ITインフラ系エンジニアがITのことや投資のこと、コンサルのこと等を綴ります。

仕事の流儀

NHKの「プロフェッショナル」ではないが、仕事をする上で自分なりに心がけていることがある。上から大切にしている順で、

 

  • 定刻主義
  • 期限を区切る
  • 期限を守る
  • 70点で早く提出する

仕事をする上での自分ルールといったところだ。これを考え始めたのは2年目になる直前で、定まったのは3年目になったころだろうか。きっかけはOJTの方から

 

「人にはそれぞれ仕事の仕方がある。自分の仕事の仕方を早く見つけなさい。」

 

と訓示を授かったことだ。

 

OJT期間中によく注意されていたことを反省したり、自分の性格や望む生き方を考えたり、先輩方の仕事の仕方を見たり、「入社○年目に読む本」といった類の本を読んで、上の四つに落ち着いた。

 

以下、それぞれを簡単に説明していく。

 

「定刻主義」

何が何でも定時に帰る主義のことである。定時帰りを実現すべく、早朝出社をしたり、定型作業を自動化したりするなど、作業の効率化をはかっている。幸い、勤め先は早帰りを会社として推進しており、周囲の方も「残業=かっこいい、仕事している」という価値観でないため、やっていけている。

 

職業柄、休日出勤や夜間作業は仕方の無いことなので、これは受け入れている。また、早朝出社している分は残業時間となっている。

定刻主義とはあくまでも「定時帰り」をする主義なので、残業時間を削減することが目標ではない。

 

「期限を区切る、守る」

OJT期間中にOJT担当でない人から依頼された仕事を一日ほったらかしにしていた時にOJTの方からこう注意された。

 

「期限の無い仕事は仕事ではない。」

 

これ以降、仕事をふられたときは必ず期限を確認している。中には「なる早で」と言う人もいる。こういう時はこちらから期限を区切ってみると効果的だ。例えば、、、

 

依頼者「これ、お願い」

僕「わかりました。いつまでにやれば良いでしょうか。」

依頼者「ん〜なる早で!」

僕「わかりました。週末にこれを使う会議がありますよね?では、水曜日の午前中に一旦お見せします。」

 

といった具合だ。

 

「70点を早く出す」

これはハウツー本に書かれていた内容をそのまま採用した。仕事に100点は無い。また、新人や平社員が「正解」を出すことなどできない。

仕事における「正解」は「決定権を持っている人」が決める。例えば課長や先輩だ。

 

70点を期限より前に出すことで早めに軌道修正ができるし、自分の理解度を相手に伝えることもできる。そして最終的に90点、99点の物が出来上がる可能性が非常に高くなる。

 

しかし、これで一回痛い失敗をしたことがある。2年目の秋頃、OJTの方とは別の方の下に付いた時、「70点を早く出す」をしているとこういわれた。

 

「次からは100点をもってこい。」

 

言われた時は素直に「わかりました!」と言ったものの、100点は相手が決める。何度出しても重箱の隅をつつくような指摘ばかりだされたので、キレてしまった。

 

依頼者「何回修正するつもり?俺がやった方が早い。」

「あ、そうですが。じゃあお願いします!」

 

その案件からは外され、別の案件へと移った。

この教訓は仕事の進め方は人それぞれで、合う合わないがあるということだ。幸い、今の職場ではこれが上手くいっている。