以前、「独学で取得するCCNA、CCNP」という記事を書いた。
そこでは学習方法について書いていたが、今回は重点的に学習すべきポイントを書く。まずはそれぞれ重点的に学習すべき項目を以下にまとめた。
【CCNA】
- アクセスリストの設定
- NATの設定
- STPの基礎理論
【CCNP】
>TSHOOT
- HSRP
- ルート再配布
>Route
- BGPの基礎理論
- ルート再配布
- OSPF
- EIGRP
>Switch
- VLAN間ルーティング
- VTP
- STP(特にBPDU)
CCNAではNAT設定のシミュレーション問題は必ず出るので、何も見なくてもコマンドを打てるように何回も練習した方が良い。逆に言うと、CCNAレベルのシミュレーションで難しいのはNAT設定くらいで、後はホスト名やパスワードの設定、スタティックルートの設定ができるようになっていれば良い。
NAT・アクセスリストを設定する際、通信の方向に注意する必要がある。どちらから発信されるのか、これを意識しないとトンチンカンな設定をしてしまい、合格する事はできないだろう。
実務でも通信の方向は重要だ。自分が発信する側なのか受信する側なのか、これを抑えておかないとネットワーク設計はできない。
どうようにSTPについての理解も重要だ。最近ではスタックやLAG、SDNなどによってL2でのループ構成が排除されつつあるが、既存システムの大半はL2ループ構成が残っている。
STPの基本的な理論は単純だが、VLANごとに作成するようになると一気に難しくなる。しかし、基本的には四角形の一頂点を切ってツリー構造を構成する事には変わりないので、落ち着いて分析すれば問題ないだろう。
CCNPについては書いていて長くなってしまったので、別記事とする。