元ITインフラ系エンジニアの日記

元ITインフラ系エンジニアがITのことや投資のこと、コンサルのこと等を綴ります。

「行きたい!」と思って出社した事などない。

先日、夢を見た。

夢の中で私は大学の図書館にいた。同じ席には学友たちがおり、講義の話や最近読んだ本の話をしていた。

 

夢から覚めると、寒い布団の中にいた。支度をして満員の通勤電車に乗っている時、思った。

 

「大学へは心の底から 通いたい! と思って毎日通っていたなぁ。それが今はなんだ?出社したい!なんて思った事はこれまで一度だってないぞ。ただ義務感だけで通勤している…。このままじゃ嫌だなぁ…。」

 

駅に着き、事務所のドアを開けた瞬間、帰りたくなった。

 

このままじゃ嫌だ、と社会人になってから何度も思った。

何の為に働くのだろう、と悩む時がある。

 

「生活のため」というのが暫定的な答えであるが、ネットでサラリーマン以外の方法で生活している人の情報を見ると、この答えに疑問符がつく。

 

だから投資を始めた。キヨサキの言うラットレースから抜け出し、生活の為の仕事ではなく、何か別の意味を見いだせる仕事・生き方ができるようになりたいと思って。

 

その割にはリスクをとれないでいる。

 

何の為に働いているのか、なぜ働いているのか、周りはどういう動機付けをしているのだろうかと考えた。真っ先に思い浮かんだのが両親だ。

 

両親は仕事を生き甲斐としているようだった。直接聞いたわけではないが、私にはそう見えた。もちろん、仕事の愚痴をこぼしていたこともったが、それは本気で仕事に向かい合っていたからだろう。

また、仕事を通じて、自分のやりたい事ができているように見えた。仕事が生活の一部として自然になじんでいたと思う。

 

私は仕事と生活がなじんでいない。

 

最近になって、なぜ仕事をするのかという問いは結局「どう生きたいか」という問題と同じではないかと思うようになった。

 

こういう人生を送ってみたい、という希望はいくつかある。その中には矛盾、というか両立できない、両立が難しいと思われる希望もある。

本当に両立ができないのか、はわからない。だが、そう思えるので一歩を踏み出せない。

 

あちらを立てればこちらが立たず。全てをかなえることは難しいことは理解できるが、どれを優先させようか決められない。

 

30歳を前に、もどかしい日々が続いている。