先日、東京国立博物館で開催されている特別展「始皇帝と大兵馬俑」を見に行った。
上野駅は初めて降りた。動物園しかイメージに無かったのだが、駅前一帯は大きな講演となっており、美術館や文化会館、科学博物館など様々な文化的な建物が集まっていた。
お目当ての国立博物館までの道中、大道芸人が10〜20mおきにおり、それぞれ、お手玉などでパフォーマンスをしていた。
しばらく見ていたが、どの大道芸人もパフォーマンスをする前に決まって
「失敗する前に早めに拍手をお願いします!」
と言っていた。
マジシャンがマジックをする前に、
「見破る前に拍手をお願いします!」
なんて言わないのにくらべ、なんとも情けない。
さて、大兵馬俑展は展示物が兵馬俑以外にも水路やお椀といった生活用品も展示されており、当時の生活がイメージできるようになっていたのがとても良かった。
主役の兵馬俑も迫力があり、細部まで復元されていたので見ていて飽きなかった。
兵馬俑展そのものは2時間ほどで見終わった。その後は本館、東洋館を見て回った。博物館といえば靖国神社の遊就館くらいしか行った事が無かったので、東アジアの様々な民族が残した遺物を見る事ができ、とても面白かった。
特に仏像の表情が日本に近づくに連れて笑顔が多くなっているような気がした。また、輪郭や鼻の高さも地域によって微妙に異なっていた。
仏像以外にも壷や刀剣、民族衣装など展示物が多彩で時間が経つのを忘れて見入ってしまった。
一部の館は閉鎖中だったので、そこが開館したらまた行きたいと思った。