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ITインフラ系エンジニアの日記

ITインフラ系エンジニアがITのことや投資のことなどを綴ります。

どこが危ない?TPP

TPP

TPPの危険性を指摘する番組

先日、チャンネル桜という保守系の討論番組をYoutubeで視聴した。視聴した討論はTPPに関する討論で、チャンネル桜では何回か取り上げられているテーマである。

www.youtube.com

番組内ではTPPの危険な所をパネラーが論じている。

TPPのメリットを指摘する本

一方、『戦後経済史は嘘ばかり』という本で高橋洋一氏はTPPのメリットを指摘している。詳細は書かないが、

  • 自由貿易は戦争を抑止する
  • 関税を引き下げればデッドウェイトロスがなくなるので、全体の利益が増える

と述べている。

戦後経済史は嘘ばかり (PHP新書)

戦後経済史は嘘ばかり (PHP新書)

どちらかというと賛成派

反対派の中には農業従事者への影響が大きく、彼らを殺す気か!と言わんばかりの意見もある。しかし、オレンジ自由化やアメリカンチェリーの輸入によって日本のみかんやさくらんぼは駆逐されてしまったのだろうか?もちろん、中には廃業に追い込まれた農家もあっただろう。しかし、現在残っている農家はすばらしいみかんとさくらんぼを消費者に提供し続けている。
また、私のいるIT業界は関税など全く無い。海外企業の参入も激しい。というか、ほとんどの機械は外資系メーカーだし、プログラミング言語やほとんどのマニュアル、最先端技術はほとんど英語で提供されている。では、日本のIT企業はまったくダメなのか??
決してそんなことは無い。もちろん、劣っている点はあるが、国内でメーカーからSIer、セキュリティ、Web制作、ソフト開発などIT業界の様々な分野に多くの日系企業が日々競争している。
なぜ農業だけが優遇(?)されるのだろうか?

ある人は自給率が下がると食料安全保障が云々と主張する。しかし、様々な国から食料を供給される仕組みを構築しておいた方が、逆に安全保障上、有利になるのではないだろうか。中国から輸入できなければニュージーランドやオーストラリアから輸入する、と選択肢は多い方が良い。また、自給率にこだわりすぎると震災で田畑が荒廃したとき、食料の輸入先に足下を見られて悲惨なことにならないだろうか。

ある人は国際金融資本がなんたら、と言う。国際金融資本とはなんのことなのだろうか。多国籍企業のことだろうか?そうだとすれば、トヨタも三菱も、ほとんどの大企業は海外展開し、海外に法人を作り、工場を持ち、地元の人を雇っている。メガバンクも世界中に進出している。

日本の国内法がアメリカの都合の良いように変えられてしまう、と言う人もいる。本当だろうか?ISD条項については前掲した高橋氏の著書には、これまで日本が他国と締結した条約にも書かれているが国内法に隙がないので訴えられていない、と書かれている。TPPだけが特別なのだろうか?もしそうなら大変だ…。
逆に考えれば、日本に有利な法律を締結国に強制できるということになる。それはそれで(もし本当なら)良いことではないか。どうして日本がやられることばかり考えるのだろうか。

と言う訳で、反対派の主張はよくわからない。そのため私はどちらかというとTPP賛成派である。

国会審議が始まった

ついに衆議院のTPP特別委員会にて審議が始まった。
残念な事に、民進党は委員長が出版予定だったと思われる本の作成過程についてしか追求していない。妥結内容は決まっているのだから、その内容によって日本の産業が、労働者がどのような影響を受けるのかを聞いて欲しいのだが… …。期待するだけ無駄と言う事だろうか。