元ITインフラ系エンジニアの日記

元ITインフラ系エンジニアがITのことや投資のこと、コンサルのこと等を綴ります。

妬むだけじゃ何もならない

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アベノミクスは失敗だった、富裕層にしか効果がなかった」という批判を見聞きする事が多い。

しかし失業率は下がっているし、実質賃金も上がり始めた。これのどこが「富裕層にしか効果がない」のだろうか??
企業の内部留保が、というが、企業がつぶれたら世の中には失業者でいっぱいになる。企業にとって、内部留保をたくさん持っていた方が得だからそうしていただけだ。企業を責めるのではなく、投資した方が得だ!という景気にできなかった歴代政権を、あるいは、そういった政権を作れなかった国民が責められるべきだ。つまり、人を批判するのではなく、まずは自分を反省する事が第一歩ではないだろうか。

2009年、私にとっては投票権を得てから最初の衆議院選挙だった。私は民主党のことなど何も調べず、当時の経済状況など何も調べず、ただ政権交代というフレーズに乗っかって民主党に投票した。
その結果があの3年半であり、2014年の消費税増税であった。私は猛省し、マクロ経済を学び直した。とても人に自慢できるレベルではないが……。

2

パナマ文書でタックスヘイブンに法人を置いて、節税していた企業や個人が報道されている。それを受けて、「お金持ちばかりずるいことをしている」という批判がある。
公務員(政治家や官僚、役所に勤めている人)が租税回避をすることは倫理的に問題である。しかし、利益を求めて活動している企業や個人が節税をして何が問題なのだろうか??脱税ではなく、そして日本に支払うべき税は支払っているのであれば、問題ないのではないだろうか。
海外ではもっぱらこの問題は「政治家の名前がある」「マネーロンダリングに利用されていたのではないか」という点が焦点となっているようだ。日本ではただ名前があるだけで何か悪い事をしたような報道ぶりが目に付く。

3

金持ちを妬んでも何か自分の得になる事はあるのだろうか?

アベノミクスでは株を持っている人にしか恩恵が無い、というが、バブル崩壊後、20数年間もの長期にわたって損失に耐えてきた投資家がこの2・3年で儲けて何が悪いのだろうか?
株なんて安い銘柄であれば10万円から購入できるし、投資信託だったら500円からでも購入できる。目の前にチャンスはある。これを活かすも殺すも自分次第だ。それを棚に上げて、自分がただ気がつかなかった、怖くて手を出せなかった、理解できないから見向きもしなかった、それなのにリスクを取って成功した人を妬んで、責めて何が面白いのだろうか。