元ITインフラ系エンジニアの日記

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2016年5月の資産状況

2016年5月の資産状況

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総評

今月も前月比プラス102%であった。今月末はサミットのためか、株価もようやく1万7千円が見えてきた。2014〜15年に購入したインデックス投資信託は依然としてマイナスであるが、その幅はかなり縮小されてきた。
個別株は、一時的な下げを利用して購入したところ、現時点ではプラスで推移している。

今月は日銀の金融政策決定会合が開催されなかった。

伊勢志摩サミットにて、リーマンショック直前であることを安倍首相がアピールし、共同声明では、世界経済について以下のような認識で一致している。

我々は,債務を持続可能な道筋に乗せていくための取組を継続しつつ,世界的な需要を強 化し,供給側の制約に対処するため,全ての政策手段―金融,財政及び構造政策―を個別 的にまた総合的に用いるとの我々のコミットメントを再確認する。 (中略)

世界経済の回復は続いているが,成長は引き続き緩やかでばらつきがあり,また,前回の会合以 降,世界経済の見通しに対する下方リスクが高まってきている。近年,世界的な貿易のパフォーマ ンスは,期待外れの状況にある。弱い需要及び未対応の構造的な問題が,実際の及び潜在的な 成長に負荷を与えている主な要因である。非経済的な由来による潜在的なショックが存在する。 英国の EU からの離脱は,より大きな国際貿易及び投資に向けた傾向並びにこれらが生み出す雇 用を反転することになり,成長に向けた更なる深刻なリスクである。悪化した地政学的な紛争,テ ロ及び難民の動きは,世界の経済環境を複雑にする要因である。我々は,新たな危機に陥ること を回避するため,経済の強じん性を強化してきているところ,この目的のため,適時に全ての政策 対応を行うことにより,現在の経済状況に対応するための努力を強化することにコミットする。 (http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000160267.pdf)

国内向けには、需要を冷え込ませる消費増税を2年半延期する事を検討し始めた。民進党が2年延期と言ってから、後だしじゃんけんでだした形になるが、消費者としては、増税が延期になるなら、より長い期間延期される方が望ましい。サミットで「適時全ての政策対応を行う」と言っている以上、増税の芽は完全に摘まれたと言っても過言ではないだろう。

資産状況とは関係ないが、オバマ大統領の広島演説は非常にすばらしかった。早めに帰宅することが出来たので、駅前にある電気屋さんの屋外モニターで見る事ができた。駅前では共産党の区議が「戦争法案の廃止にご協力を〜」と叫んでいた。安倍首相と共産党、どちらが平和に対して真摯な姿勢を示し、結果を残せているのだろうか。

あまりにも共産党員の呼びかけが耳障りだったので、家に帰ってニコ生で視聴した。ニコ生では同時通訳が無かったが、最後に被爆者の方と話し、握手をし、抱擁したあのシーンはとても印象的だった。また一つ、戦後のしこりが取れたのではないかと思う。世界が平和であれば、より多くの人が豊かになれる。平和はただ念仏のように唱えていれば叶うものではない。地道な努力、相手を受け入れる勇気が必要だ。