元ITインフラ系エンジニアの日記

元ITインフラ系エンジニアがITのことや投資のこと、コンサルのこと等を綴ります。

2016年6月の資産状況

2016年6月の資産状況

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総評

前月比で+104%となった。今年の夏も無事にボーナスを得る事ができたが、G7で懸念されていたBRexitが現実の者となり、その影響で株式・投資信託が軒並み含み損となった。そのため、思っていたよりも伸びなかった。とは言え、半年で約100万円資産をのばす事ができ、進捗は順調である。

今年のNISA枠を使い切ったので、今後は投資ではなく、純粋に貯金していく事になる。丁度、現金と個別株・投資信託の比率が4:6くらいで、ちょっと偏ってきたかなと思い始めていた。もちろん、心理的には日経平均の暴落の影響もあるが、5:5か6:4くらいまで比率を戻していきたい。

証券会社の口座に現金を置いていると、「魔が差す」ことも考えられるので、順次銀行口座へ移動していく。

BRexitについて思う事

私は議会で議論の煮詰まっていない事柄を国民投票にかけることは、非常に悪手であると思っている。というのも、国民を”分断”することになり、治安悪化、政治不安を招くからだ。事実、女性議員は殺害されているし、さっそくやり直しを求める署名活動も始まっている。
選挙にかけるのであれば、「現政権を支持するか否か」くらいにとどめておくべきだったと思う。あるいは、離脱派残留派の間で妥協できるラインをもっと探るべきであったと思う。

民主主義に置ける政治、議会はイデオロギー闘争を行う場ではなく、妥協する場だ。互いに一致できるかもしれない点を探り、議論を交わし、最後は互いに妥協する、というプロセスが議会に期待されている役割であると考える。

そして、これは我が国にとって対岸の火事ではない。例えば、憲法改正は最終的には国民投票で決定する。賛否がまっぷたつに割れている9条改正について、この参議院選挙後すぐに発議→国民投票となると、英国のように国論を二分し、改憲派護憲派の間に深い深い溝を、取り返しのつかないくらい深い溝を作る事になりかねない。
まったく自衛権も放棄した丸裸になるか、ガチガチの重武装になるかという極端な結果を招きかねない。

個人的に憲法改正について思うところはあるが、今は国会の中で議論を深める時期だと思う。正直言って、改憲派・加憲派・護憲派にどういう意見があって、どの点で一致しそうなのかがわからない。わざわざ「国会で2/3以上の賛成を得て発議する」というルールがあるのは互いに妥協して極端な結論にならないように、という抑止をするためだろう。

改憲派の中には「もう70年も経っているのだからすぐにでも改憲すべし!」と主張する人もいる。私のようなノンポリから見ると、急がば回れ、と思ってしまう。一方、護憲派の「70年も不変であるとても安定した憲法だ!」という意見には、当時と今の時勢を見てはいかがか、と思う。