元ITインフラ系エンジニアの日記

元ITインフラ系エンジニアがITのことや投資のこと、コンサルのこと等を綴ります。

久しぶりに雨宿り

1

駅を降りるとゲリラ豪雨だった。
傘はあいにく持っていなかった。

いつもなら構わず歩き出すのだが、今日はなんとなく雨宿りした。

雷も鳴り、バケツをひっくり返したような雨が降っていた。空を見ると西の方がうっすらと日が射しているようだった。

周囲の人を見ると、スマホをジッと見つめる人、折り畳み傘を開いて駆け出す人、コンビニまで走る人、意を決して歩き出す人など様々だった。携帯で雨雲レーダーを見ると、見事に自分のいるところが赤くなっている。

2

ジッと空を見たり、地面を見たりして15分ほど経った。時折、雨脚が緩くなったと思ったら一気に降り出したりして、まるで雷様に罠をしかけられているような、駆け引きをしているような気分になった。
ここは完全に止むまで動かないぞ、と決意を決めた。

さらに10分ほど経った。いくぶん青空が近づいてきているものの、まだしばらく時間がかかりそうだ。

なぜか投資のことが頭に浮かんだ。

私と同じ位から雨宿りしていた人の内、雨脚が強い間に行った人は暴落時に感情に任せて売ってしまう人だろうか。その後の弱まったときに走り出した人は底打ちと思って買いに走る人か。折り畳み傘を持っていた人はリスク管理の上手い人か。ゲームをしている人は暴落何するものぞという剛胆な人か、投資を遊び程度にとどめている人か。

ではここでひたすら雨が止むのを待っている自分は何者だろうか。
雨雲レーダーを見て、ジッと待っている私の姿は、一度買った銘柄をジッと持ち続けるアホルダーだ。

なんてことを考えていたら雨は止んでいた。やれやれ、やっと帰ることが出来るぞ、と歩き始めたら水たまりに足を突っ込んでしまった。足元をしっかり見ないといけないことは、雨上がりの後も相場でも同じだろう。