元ITインフラ系エンジニアの日記

元ITインフラ系エンジニアがITのことや投資のこと、コンサルのこと等を綴ります。

光コラボレーションの営業に注意!!

【結論】

・訪問販売で安くなることは無い!
・怪しい営業が来たら無視しよう!
・郵便受けに案内が無く、回線工事が行われることは無いです!

土曜日の夜、夕飯を食べながらニコニコ動画でMADを見ていた。
すると普段鳴らないインターホンが鳴る。受話器をとると、インターネットの回線工事の案内に来たとのこと。

はて、家はアパートですでに引き込んでいるから、関係ないのでは?と思いつつ玄関を開ける。

ドアの外に立っていたのは20台後半〜30台前半の男。スーツではなく、ビジネスカジュアルな格好だった。
男が話を始める。

「私、クラウンの○○と言います。最近ここの光回線の設備に変更を加えまして、インターネットが使えなくなるとかそういう不具合は無いのですが、その連絡をしにきました。」

この時点で怪しさがMAXだ。設備変更の場合、必ず郵便受けにチラシが入っている。

「今お使いの回線はフレッツ光ですか?プロバイダーはわかりますか?」
「フレッツで、プロバイダーはXXです」
「なるほど。今回の工事でYahoo!の機器を設置しました。なので、回線としてはSoftBankになります。今よりもお値段はお安くなります!今は5,000円くらいでしょうか?携帯も安くなりますよ!」
「はぁ、そうだったかな?(すでに転用しているので、本当は5,000円以下)」

「それなら、お安くなります!お安くなって困ることはないですよね?それではですね…」

と説明を続けようとしたところで口を挟む。

「インターネット回線と携帯って関係あるんですか?」
「え?」
「インターネット回線と携帯って関係ないですよね?例えば、au光で、KDDIの携帯を使っているとかならあるかもしれませんけど。XXは携帯と関係ないですよね。」
「関係ある方もいらっしゃるので…」
「うちは関係ないですね。あと、工事っておっしゃいましたけど、NTTの設備ってこのアパートだとどの辺りになるんでしょうか?」
「あ〜えっと、あれですね。」
と言って男はガスメーターの上にある箱を指差した。

「あの中にどんな機械をつけたんですか?」
「え、いや機械はつけていなくてですね…」
「工事って言いましたよね?僕は回線敷設とか仕事でやってるんで、気になったんですよ」
「あ〜、鍵を持っていないので中をお見せすることはできなくてですね…」
「いや、中は見なくて良いです。どういった機械をつけたんですか?どういった工事をしたんですか?あと、誰が工事を依頼したんですか?大家さんですか?僕はしていないですよ。」
「あ、工事はしてないんですね。2年くらい前に電気通信事業法が改正されまして、SoftBankフレッツ光を提供できるようになりまして」

工事をした、と言っていたのに今度は、していないと言いだした。なんだこいつ。しかも、「してない」と言いきるのではなく、「してないんですね」と微妙にニュアンスをボカしていやがった。

「それで?」
「はい、こういったチラシを配っております」

といってSoftBankのチラシを渡された。

「はぁ、あ、念のため名刺を下さい」
「どうぞ」

ということでクラウンの営業は帰っていった。さっそくPCでクラウンを検索すると、検索候補の一番上に「クラウン株式会社 詐欺」と出てきた。あきれたね。

念のため、勝手に契約を変更されていないか調べた。転用番号は契約者自身でしか取得できないので大丈夫そうだ。でも怖いから、週明けにプロバイダーとSoftBankのサポートへ確認しようと思う。貴重な休日の夜に不安にさせられるなんて… …。訴えてやりたい。

【参考URL】

総務省が出している案内です。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000355609.pdf

国民生活センターのサイトです。

光回線サービスの卸売に関する勧誘トラブルにご注意!(発表情報)_国民生活センター

個人のサイトです。
光回線を転用するメリット・デメリットは??

internet-all.com

以下は受け取ったチラシ(名刺は問題になりそうなので掲載しませんでした。)
f:id:ring_bell:20170121204510j:plain

余談…
インフラ系の仕事をしていたから騙されなかった。この仕事をしていて、良かったと思う。だけど本当はこんな場面じゃなくて、人の役に立つような場面で「この仕事をしていて良かった!」と思いたい。
まぁ週明けに職場で笑い話として消化させてもらいましょ。