元ITインフラ系エンジニアの日記

元ITインフラ系エンジニアがITのことや投資のこと、コンサルのこと等を綴ります。

投資の基礎体力をつける_日本エスコン

投資は自己責任で。

平成28年第3四半期決算短信

・結論
配当政策は魅力的。
中計では自己資本比率を高めていくと謳っているが、実現できるだろうか。
中計に載せたEPSを達成するにはあと3期で1.29倍、売上高を増やさなければならない。過去五年の実績からして、可能と判断。

実現すれば、PER7倍で525〜1275円となる。

・業種、事業内容
日本エスコンは、分譲マンション・商業施設等の企画・開発・販売事業及び保有物件における賃貸事業、プロパティマネジメント事業ならびに不動産関連業務受託、企画、仲介、コンサルティング事業を展開しております。

・お金の集め方
短期借入金:2,546百万円
1年内返済長期借入金:13,516百万円
社債:150百万円
長期借入金:40,638百万円

・投資先
現預金:4,668百万円
販売用不動産:5,259百万円
仕掛け販売用不動産:40,545百万円
建物:5,418百万円
土地:17,864百万円

・利益を上げているか
純利益:2,059百万円 11.9%
売上高:17,198百万円
粗利:4,824百万円
営業利益:2,342百万円 13.6%
経常利益:1,627百万円 9.4%

ROA:2.6%
ROE:13%
自己資本が低いからROEが高いのではないか。

EPS:30.74円
通期で47.77円としているが、中計では3期後に75〜85円にすると書いてある。EPS75円の時に必要な純利益は5,290百万円となる。

75=X÷70百万株
X=75×70百万株
X=5,290百万円

売上高純利益率が12%とすると、この時の売上高は42,416百万円となる。今期の予想が32,700百万円なので、ここから1.29倍伸びる必要がある。

・過去五年の成長率
31.42

・その他
配当政策は原則減配無しとしている。長期安定株主を欲しているようだ。
2008年のリーマンショックの影響をもろにうけて地獄を見ている。

自己資本比率を高める政策がどの程度本気で取り組まれているか、期末のCSで要確認。