元ITインフラ系エンジニアの日記

元ITインフラ系エンジニアがITのことや投資のこと、コンサルのこと等を綴ります。

投資の基礎体力をつける_ノジマ

投資は200%自己責任で。

平成29年3月期 第3四半期決算短信
・結論
ホールド。M&Aで拡大路線を進むが、そのことに対する評価が私にはできない。
せっかくの機会だから勉強代として今の株は手放さない。

・業種、事業内容
神奈川県横浜市を中心に、デジタル家電、携帯電話専門店を展開する株式会社ノジマデジタル家電専門店として、日本の発展に貢献する「デジタル一番星!」を目指して参ります。

・お金の集め方
短期借入金:3,300百万円
1年内返済予定長期借入金:7,896百万円
長期借入金:60,589百万円
利益剰余金:40,598百万円

・投資先
現預金:8,514百万円
売掛金:38,349百万円
商品および製品:43,229百万円
固定資産:12,252百万円
のれん:20,234百万円

・利益を上げているか
純利益:6,390百万円(2%)
売上高:318,298百万円
粗利:71,227百万円(22%)
営業利益:9,499百万円(2.9%)
経常利益:10,096百万円(3.1%)

ROA:2.8%
ROE:12.1%
EPS:131.41円

・その他
何と言っても、ニフティを吸収分割で子会社化したことだ。子会社化する対象としては、ニフティISP 事業、Web サービス事業からなるコンシューマー事業である。ノジマから富士通に対して、252億円支払い、ニフティの株式を譲渡される。
252億円はみずほ銀行からの借入金だ。借り入れ期間は六年間である。
効力発行が4月1日となる為、今期の会社予想の売上高などは変更されない模様だ。

では来期はどうなるか。これについては勉強中なので、正確なことはわからない。が、現時点での私の理解を記しておく。 まずBSの負債(お金の集め方)の長期借入金に252億円計上される。
ニフティの資本金・利益剰余金の自己資本はそのままノジマの連結資本金に入ると思われる。
そして投資先に「のれん」が入る。これが252億円分計上されるのか?

PLはどうなるか。まずニフティの業績が連結される。全体の売上高が拡大するかもしれないが、販管費等の費用も連結されるため、最終的な利益がどうなるかはわからない。
そもそもニフティって業績よいのか?ネットで調べると微妙な感じがする。

そして平成29年2月1日から平成30年1月31日まで自社株買いも発表した。

M&Aで会社規模を大きくしているが、借入金に見合った成長をできるのか、そしてきちんと返済できるのか、よくよく見なければならない。
一日も早くこういうことにスパッと結論を書けるようになりたいものだ。