ITインフラ系エンジニアの日記

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豊洲の件

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都民の一人として、気になっている豊洲移転の件で、Youtubeに上がっている百条委員会を見た。

www.youtube.com

 

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濱渦氏、石原氏の尋問会を見たけれど、なんか裁判をしているような印象を受けた。

かつて石原氏が幼少の頃に東京裁判を見に行ってMPに下駄がうるさいと言われた、と語っていたが、その少年が老人になって東京都裁判にかり出されるとは、なんとも不憫でならない。

 

今のところ委員会やこれまでの経緯を見ると、濱渦氏、石原氏に瑕疵があったようには思えない。

そしてかつての東京裁判法の不遡及を破ってさばいたように、今回の百条委員会も同じく不遡及を破っているように思えてならない。

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そもそも豊洲の有毒物質は地下ピットと浄水装置で問題ないレベルになっていると聞く。最新の9回目の調査では、手法がこれまでと違っていたので環境基準の100倍のベンゼンが出たと言う。

なぜ調査手法を変えたのか、新しい手法の正当性はあるのか、について小池知事に聞くべきなのに、なぜ「東京ガスと交渉した担当者」と「豊洲の決断をした知事」にしか話を聞かないのだろうか。

 

経緯の瑕疵と現在の安全性になんら関係は無いと思うのだが… …。

 

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そもそも、議会で議論し、専門家が日本の技術力を持ってすれば安全性は担保できる、とし、最終的に知事の名で決めたということなのに、なぜ決めた時の知事に責任を求めるのだろうか。

 

組織の長が決断し責任をとるとはいえ、それまで議論してきた議会、意見を出した専門家の責任が免れる訳ではないし、手続きに問題が無ければ、その決断が誤っていたとしても、今さら当時の知事や担当者を責める様なことではないと思う。

 

仮に、手続きに問題があったということになれば、責められるべきは現在の議会であり、知事であり、東京都職員ではないか。前任者の不始末はまずは現在の担当が取るべきでは??

 

これに納得が行かない気持ちもわかる。私も、異動した人間がレンタル品を紛失していて、それを黙っていたということがあった。その時は、レンタル会社への賠償金の一部(ほんの一部だったけど)をボーナスカットとという形で責任を取らされたことがある(私以外もチームリーダーと課長も同じようにカットされていた。額は全然違ったけど)。 

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安全なら移転のGoサインを出せば良いと思う。科学的に問題が無いということが言われているのに、安心じゃないからGoサインが出せないと小池知事は言っている。

安心かどうかは人によって感じ方が違うから、このままでは一生答えが出ない気がする。

 

会社にもこういう人ってよくいる。

「技術的には実現可能という目処がたったが、機器のバグが全く無いとは言えない。だから念のため深夜に作業をさせてほしい。」

と言うと、ユーザー側(最終決済者でない)に

「バグの可能性を無くさない限り許可は出せない」

「100%成功する手順を確立してからじゃないと許可は出せない」

とか言う人がたまに出て来る。

 

勘弁してくれよ。じゃあ手紙は配達中に紛失されるかもしれないから、DMや案内は出さないの?Eメールを使う?Eメールだって途中でロスする可能性はあるよ?FAX?番号を間違えたら?先方が間違って破棄したら?Face to Faceでやるの?

そりゃあ100%に近づけるようにするさ。そのために検証環境を作ってコスト(時間と人手)をかけて何回も検証するんじゃないか、と言いたくなることは稀にある。

 

たいていこういうゼロリスクを求める人は、自分の意見をどこかに反映させたいか、存在感を示したいだけか、そうでなければスパイかもしれない。

 

豊洲の件もずるずるやってたら、市場関係者も都庁職員も知事も、都民も皆、損する気がする。移転をスパッときめれば、すくなくとも都民は損しないんじゃないかな。