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久しぶりにITインフラ系エンジニアらしい記事を書こうと思う。
昨年の秋頃から、同じ職場にいる派遣社員とよく仕事をするようになった。最初のうちは言った通りのことをできていた。ある程度信用できるな、と思って、少し仕事の難易度を上げたところ、急にミスをするようになった。
その原因は、ネットワーク技術の基礎知識が欠けていることだった。
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ネットワークに関する基礎知識をどこで学べば良いか。まずは何と言ってもこの本だろう。
- 作者: 竹下隆史,村山公保,荒井透,苅田幸雄
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2012/02/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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私が購入した時は第4版だった。今でも持っていて、時折読み返す。フレームやパケットのつくりを知っておくと、意外な場面で助かる。
例えば、QinQをする経路でPingはOKでSSHがNGということがあった。
原因はスイッチ間のポートにはジャンボフレームを許可していたが、エンドポートには設定が漏れていたことだった。追加されるtagVlanの分のフレームが設計時に漏れていたのだ。
デフォルトのフレームサイズが頭にあったので、すぐに原因の特定ができた。これを知らなければ、きっとサーバーのiptablesなど、見当違いの調査をしていただろう。
さて、基本編を読んだら、次は応用編だ。
その次は、ネットワークデザインを読んだり、セキュリティを読んだりすれば良いと思う。
Webサイトでは、「3分間ネットワーク」や「ネットワークエンジニアとして」といったサイトが非常に勉強になった。私がCCNA、CCNPに合格できたのはこの2サイトのおかげと言っても過言ではない。
あとは、とにかく実機で設定を入れて覚えるのが一番だ!
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サーバー系であれば、この本が良かった。
プロのための Linuxシステム・10年効く技術 (Software Design plus)
- 作者: 中井悦司
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2012/06/15
- メディア: 大型本
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Windows系は「Windows Server XX」といった本を読んだ。
言われたことをきちんとやる、ミス無くこなすことができるようになった。でも、自分で設計をしたり、責任を持ってやろうとすると上手くいかない。
そんなときは「基礎」に戻るのが一番だ。