ITインフラ系エンジニアの日記

ITインフラ系エンジニアがITのことや投資のことなどを綴ります。

『ゾーン』と『投資で一番大切な20の教え』を読み返して

 『ゾーン 「勝つ相場心理学入門」』(マーク・ダグラス著、世良敬明訳)はテクニカル派の視点で、心理的な影響と恐怖心の克服について書かれている。投資家にはそれぞれ勝ちパターンがあり、それを明確に意識することが成功への第一歩となる。勝ちパターンから規律を作り、規律から逸脱せずに優位性に沿って一貫したトレードを行う。これを守り続ける限り、負けることもあるが勝率はかなり上がる。そして、相場で儲けることができる。というのがマーク・ダグラスの考えだ。

 『投資で一番大切な20の教え』(ハワード・マークス著、貫井佳子訳)はファンダメンタル派の視点で、株式の本質的価値と株価を見極めることを重視している。本質的価値とは「資産」「収益」「成長性」である。この内、現在の資産と収益を重視するのがバリュー派、将来の収益と成長性を重視するのがグロース派となる。

 どれを重視するかはともかく、この本質的価値を下回る株価で購入すれば、損をする可能性が下がり、成功する可能性が高まる、というのがハワード・マークスの考えだ。

 

 両者のどちらが正しいのだろうか。私は、どちらも正しいと思う。マーク・ダグラス、ハワード・マークスの両人が言うように、投資は芸術(アート)であると思うからだ。

 芸術であるならば、どちらがより美しいと感じるだろうか。私はハワード氏の方が美しいと感じる。自分の好みである。

 両人の投資スタンスは異なるが、アドバイスしていることは驚くほど重なる。「リスクコントロールの重要性」「まぐれ(運)を認めること」「信念の重要性」などなど。

 その中でも、最も重要なアドバイスはこれだと思う。

「負けない投資を続けなければ、生き残れない。」