元ITインフラ系エンジニアの日記

元ITインフラ系エンジニアがITのことや投資のこと、コンサルのこと等を綴ります。

売るべきか、それとも買うべきか。それが問題だ。

現時点での方針

株が順調だ。巷では2020年の東京五輪あたりでピークを迎え、ガクッと下がるだろうという噂が流れている。

有事も近そうだし、2019年には消費税が10%になってしまうかもしれない。

 

とすると、一旦、ポジションを縮小するべきなのだろうか。自分の資産配分を確認すると、7割近くが株式と投資信託になっている。これには企業型確定拠出年金も含まれている。

確定拠出年金については、60歳までのギャンブルなので、ひたすらbuy & hold でいくつもりだ。

 

NISAと特別口座の方については次のように考えている。

持ち株の決算日が近づいているので、最終的にはそれを見て判断する。

マクロの環境は上述したことに加えて、黒田日銀総裁の後任(続投?)も大きく影響するだろう。

現時点では、マクロ環境が多少悪くなったり、市場のムードが盛り下がっても企業の収益が大きく崩れない限りは持ち続けようと思う。

 

最大の悩みは買い増しするかどうかだ。これも決算を見ないとわからないのだが、買わないと資産は増えない、しかし、買わなければ減ることはない(インフレ率はまだ低いので目減りはほとんど無視できる)。

本業とは別の収入路を作る、という目的に沿って考えれば、市場がどうなろうと、財務状況がよく、配当を出す会社の株を買い続ける事になる。

 

兎にも角にも、決算を見て決めよう。よっぽど悪ければ売り、そうでなければホールドしよう。よっぽど良ければ買い増ししよう。そんな感じで。

 

というのが現時点での結論だ。ここに至るまで、だいたい下のようなことを考えていた。

 

売却益と配当金について

配当金は投資額を何年で回収できるかを表している。

すごく雑に(インフレ率、税金などを無視)考えれば、「1株=100円、配当金3円」の場合、34年持ち続ければ投資額を回収できる。無論、34年間、配当を出し続けることが前提だ。

 

売却益はこの期間を短縮するボーナスのようなものだ。2年後に1株=200円となれば、1年で投資額を回収し、かつ100円の純益を得る事になる。配当だけでは、34年経って、ようやく投資額を回収したのに対し、この場合は利益も得ている。

 

ここで得た利益を次の株に投資していく、というサイクルを回すのが、株式投資に限らず、投資の基本なのだろう。

となれば、どこかで売らなければならない。しかも自分が買った価格より高値で。

 

今売れば、投資額を回収し、利益を得ることができる。

悩ましい。

 

いったい、どれだけの利益が欲しいのだろうか。購入価格の10倍なんて言わない。2倍になれば十分だと思う、となると、まだ2倍に達していない会社ばかりだ。

 

この考えは自分の購入した価格にとらわれすぎではないか??市場の参加者は私の購入価格なんていちいち気にしないだろう。私自身、購入するとき、売り手がはたしていくらで購入したのかなんて全く気にしない。

だってわからないのだから。

 

購入価格は取引において無意味なのだろうか。税金の計算の時だけ、意味を持つのだろうか。

2倍になったら売る、5%下がったら売る、という定量的な決め方をしている人がいる。買うのも難しいが、売るのも難しい。

巷に溢れる投資本で、「損切り」の重要性はよく謳われている。私自身、損切りはできるようになってきていると思う。

では、果たして「利確」についてはどうだろうか。まだ出会っていないだけかもしれないが、ほとんど記憶にない。

すでに購入した本を再読して、探してみようか。