複利の効果を考えると、毎月分配型は言うまでもなく選択肢から外れる。ETFの分配金も効果を落とす一因になるのではないだろうか。
- 手数料(売買時、保有期間):やすい方が良い
- 分配金の頻度:少ない方が良い(分配を受け取らず再投資)
- 分配金の利回り(または絶対値):少ない方が良い?
というように比べている。
インデックスに連動する投資信託とETFはそれぞれあるので、あとは成長率(年率)を整理して、シミュレーションすれば良いのだろう。手間がかかるからやっていないが。
ETFは基準価額と市場価格がある。これの乖離率とかも考慮しないといけない、かも。余計に手間がかかりそう。ただ、マーケットメイク制度があるから、それほど気にしないで良いかもしれない。
個別株の配当はどう考えるか。配当の原資は税引後利益だ。通常、配当金には税金がかかる。税金の分、リターンが減るということは無配にして内部留保に回してもらう方が良いのだろうか。
ただ、内部留保に回しても企業価値が高まるとはかぎらない。適切な投資先を見つけることができなかったり、現金のままブタ積み(主要銀行とのお付き合い定期預金とか)されてしまったりしては目も当てられない。
企業価値が高まる可能性が高いのであれば、無配または減配して投資に回してもらう方が良い(設備投資とか人材確保とか、新商品の開発、M&Aなど)。
結局はその会社が成長途上なのか、低(無)成長なのか、投資先があるのか/ないのか、で考えるのが妥当だろう。配当性向を一定にしたり、下限を設けている会社がある。配当は株主還元の一つの形である。最近は配当よりも、
- 企業の稼ぐ力を高め、企業価値を高めること
- そのためにリスクをとって投資すること
も重要なのではないか、と思う。
また、配当で生活して行くのは夢のあることだけど、自分の足を食って生きるタコにならないように注意する必要がある。