呆きれ
PMから衝撃の発言があった。SIer企業に勤めているくせに、
「私はもうエンジニアから卒業した」
などと言われた。
これに対して言ったことは二つ。
- エンジニアを卒業してマネジメント特化になったというのであれば、きちんとPJ内のチームを横串で見てほしい。また、関連PJとの調整(プログラムマネジメント)を積極的にやってほしい。顧客から「え?御社のXXさんから聞いてないの?」と言われるのが辛いです。
- エンジニアを卒業したとしても、SIerに勤めている以上、顧客はエンジニアとして見ています。先端技術の全てを理解する必要はないですが、最低限の知識は理解しておいてください。
計数管理や要員計画だけやりたいのであれば、PMをやるべきではない。PMOとして、PMが行う管理業務の支援を行えば良い。PMに任命され、それを受諾した以上、管理業務だけでなくPJを成功に導く責任がある。
技術のことを知らずに、どうやってこのPJを成功に導けるのか。
40代前半、ようやく管理職が見えてきて、現場から身を引きたいのだろう。その気持ちはわかる。わかるが、仕事はきちんと遂行してもらいたい。結局、私が0〜10(1〜ではない)までやらないといけない状況が続きそうだ。
また、とあるPJ品質管理部門の50代からは
「我々は技術を知らないので、ロジックだけを見ます」
などと言われた。それでは、ロジックが通っていれば嘘でも良いのですね、と心の中で思った。
抜け出す準備
今の現場から抜け出す準備も着々と進めている(そのせいで現場のマネジャーから怒られたけど)。早ければ年内、遅くとも年度内には抜けれるだろう。その後は業務改善に関わりたいと思っている。
まずはIT業務(運用周り)の業務改善を経験し、徐々にビジネス業務にシフトしていきたいと考えている。
現場にアサインしてもらうには、準備できていることを示す必要がある。そこで、簿記とITILファンデーションの勉強を始めた。他にも用語としていくつかフレームワークを知っておく必要がある。
書籍と社内の公開ナレッジをうまく使って効率的に学習していく。