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ITインフラ系エンジニアの日記

ITインフラ系エンジニアがITのことや投資のことなどを綴ります。

安倍首相に過度な期待をしていないか?

願望の投影?

右派と自称している団体や個人の主張をネット上で見ると、どうも安倍首相に過度な期待を持ちすぎている気がする。その象徴が昨年末に電撃的(?)に行われた日韓合意であった。あの合意直後、過激な意見では安倍首相を売国奴のように論じたり、安倍首相への絶望を露にした意見もあった。一部の団体は安倍政権の支持を辞める宣言をしている。
経済政策も外交政策も筆舌に尽くしがたいくらいひどかった民主党政権の後に誕生したため、安倍首相への期待は高かった。そのため、「普通」というか「中道」の政策をしても右側に見えるのが安倍政権なのだと思う。
右派陣営は「安倍首相は保守だ!」「安倍首相は我々の味方だ!」という風に思い込んでしまったのではないだろか。この反動が前述した、右派団体の安倍首相叩きなのだろう。

そもそも保守とはどういうものか

「保守」とは既存の仕組みを少しずつ現実に合わせて改善していくことだ。
ITインフラ系エンジニアとしては、保守=メンテナンスで、メンテナンスとは例えばセキュリティパッチが出たらそれを適用したり、故障しそうな部品を交換したりすることだ。適用作業や交換作業の前には十分に調査し、可能であれば検証し、影響を可能な限り洗い出し、コンチプランを計画する。

政治で言えば、現実に対して何か問題提起された場合、まず国会議員や役所が調査し、その次に国会で議論し、可能であれば特区などで試験を行い、ようやく法律として決定される、といった具合だろうか。

事前調査や検証、議論をせずにいきなり実行するのは「革新」である。革新の良い点は効果がすぐに出ることだ。しかし悪い点はだいたいの場合において想定外のこと(しかも、ちょっと考えればわかるようなこと)が多発することだ。
検証せずにセキュリティパッチを当てれば機器の誤動作につながったり、事前調査を省くと故障しそうなハードディスクを交換したらデータが消えてしまったなんてことが起こりうる(悲しいことに検証していても起きることがある…)

「安定稼働」を継続する為に行った作業で「障害」を起こしては本末転倒である。
「誰もが望む未来」を作る為に行った政策で「誰も望まない現実」になってしまっては困る。

だいたい戦後レジームからの脱却と言っても、70年間脱却できなかったのに、2・3年で脱却できると思う方がおかしい。10年、20年、もしかしたら70年かかるかもしれないと腰を据えて取り組むべきではないだろうか。

それでも安倍政権を支持する

消費税増税が延期になりそうだし、日韓関係も日本が有利になっているみたいだし、野党はちょっとアレなので、安倍政権を支持している。結局、経済を良くしてくれなければどんなに思想や理想がすばらしくっても意味が無い。そう、かつての社会主義国家のように…