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ITインフラ系エンジニアの日記

ITインフラ系エンジニアがITのことや投資のことなどを綴ります。

ライフネット生命は成功しているのか?

雑記

違和感

BSフジのprimenewsのハイライトムービーにて、ライフネット生命保険株式会社の出口氏
代表取締役会長兼CEO)が出演していた。

www.bsfuji.tv

番組冒頭で、「ライフネット生命保険を成功に導いた」と紹介されていたが、この「成功」というフレーズに違和感を覚えた。

出口氏は様々な雑誌やニュースサイトなどでコラムを執筆している。そのため、私はライフネットの業績が悪いから広告塔としてご活躍されているのだろう、と思っていた。そのような印象を持っている中、司会者より「成功」という紹介をされていたため、本当なのだろうかと疑問に思った次第だ。

「成功」をどのように定義して司会者が紹介したのかはわからないが、私の中では「安定した黒字」「契約者数の増加(=売上増加)」といったところが「成功」であると考えている。もしかしたら、出口氏にとっては「日本初のネット生命保険会社を設立」した時点で「成功」しているのかもしない。あるいは他の成功があるのかもしれないが、そこは分からないのでここでは「成功」=「安定して契約件数上がっており、純利益が黒字であること」とする。

さて、司会の女性がモニターに映した業績は経常利益であったが、売上高や純利益はどのような推移なのか、実際にライフネット生命保険株式会社のIRへアクセスし、確認致した。

ir.lifenet-seimei.co.jp

経常収支を見ると、確かに年々増加していることがわかる。しかし、新規契約件数はマイナスのトレンドに入っている。
利益は年々増加してきており、2015年度は保険業法第113条による約10億円の減価償却費を含んでも黒字化を見込んでいるということだが、直近の第三四半期決算でも赤字だ。
新規契約件数のマイナストレンド、赤字は縮小されているとは言え安定した黒字にはほど遠い現状、これでは決して「成功」とは言えない(もちろん、私の行った定義の上では、ということであるが)。

今後成功するのだろうか?

ライフネット生命の商品は若い夫婦向けで安い!というイメージがある。しかし、「ライフネット生命 口コミ」で検索するとどうやらそうでもないらしいことがわかる。ライフネットが売りにしていた「安い!」という戦略がもはや取りづらくなっている。もちろん、ネットで人件費を抑えた経営、若い人向けのシンプルな契約内容といった点で先行者利益はあるだろう。しかし、大手生命保険の持つノウハウ、信用力、知名度と今後戦って行けるのだろうか疑問だ。