ESの前に自分を知る
自己分析は他人に聞け!
ES(エントリーシート)を書く際、自己分析することになる。
ESには学歴や資格を記入する以外に、「学生時代に打ち込んだこと」「長所と短所」「この会社でやりたいこと」などを書かされることになる。これらを書く際、自分を振り返ることで書く内容が見えてくる。
就活サイトでは自己分析の為のツールがたくさん用意されている。私はそれもやったが、一番効果的だったのは、友人に自分のことを聞くことだ。特に、サークルの同期同士でお互いを分析する「他己分析」は非常に参考になった。
これは世間一般の自己分析ツールよりも説得力があり、なにより自分が納得できるものだった。
他己分析の内容はシンプルだ。以下の3点を聞くだけで十分だった。
- 第一印象とその理由
- 長所とその理由
- サークルでの役割
サークルやゼミ、バイト先の人に聞くことをお勧めする。もし誰も聞く人がいなければ、親でも親戚でも良い。とにかく他人から見た自分を知ることが大切だ。
ESの書き方
一貫性のあるストーリーを書け!
ESで一番大事なことは「一貫性のあるストーリー」だ。自己(他己)分析を終えるとESで自分がアピールすべきことが見えてくる。また、それを補強するエピソード(サークルやバイトでの出来事)もでてくる。これを過不足無く、順序立てて書く。
例えば「ポジティブ」を自分の長所に挙げたとする。そうしたら、ESに書く内容は「ポジティブ」を中心にしなければならない。途中で、「好奇心」とか「諦めない気持ち」といった長所を書きたくなっても、我慢する。ESに盛り込め無かったアピールポイントは面接で話そう。
最初のうちはアピールポイントをたくさん入れようとしてしまった。すると、ESの内容がうまくまとまらなかった。おそらく、見る人に「…で、結局こいつのアピールポイントは何なんだ?」と思われていただろう。
ただし、アピールポイントを支えるエピソードは複数準備しておくと良い。私の場合は1つのアピールポイントに3つエピソードを用意していた。
アピールポイント:ポジティブ
エピソード:1.サークルのこと、2.バイトのこと、3.大学受験のこと
複数のエピソードがあると、
- アピールポイントに説得力が出る
- 「求める人物像」に合わせて使い分けができる
(課外活動を重視する会社ならバイトやボランティアのエピソード、学業を重視するような会社ならゼミのエピソード) - 面接でESにない話ができる
といったメリットがあった。
アピールポイントとエピソードが決まったら、後はテクニックだ。結論から書いたり、キーワードを箇条書きにしたり、具体的な数字を使ったりすると良い。ESを見る人は、普段ビジネス文書を読んでいる。そのため、ビジネス文書に近い構成で書くと良い印象になるかもしれない。
今回はここまで。次回は面接について書く。