元ITインフラ系エンジニアの日記

元ITインフラ系エンジニアがITのことや投資のこと、コンサルのこと等を綴ります。

道具

ITコンサルタントに転職して5年ほど経過し、職位はコンサルタントからマネージャになった。

指示を受ける側から指示する側へ、判断材料を集めて報告する側から判断する側へ、教育してもらう側から教育する側へ、立場と視点が変わった。

 

今回は、教育の話。

 

ロジカルシンキングMECEフレームワークなど、言い方はそれぞれだが、打ち合わせで出た話を整理し、次のアクションを出し、お客様と話を現実的に進めていくことが求められる。

 

先日、とあるクライアントの課題整理を部下(新卒1年目と新卒4年目)に依頼した。課題・原因・対策の3つを記載してくれたが、それぞれのロジックが飛んでおり、頭を抱えた。

本人から話を聞いてわかった。

 

フローで考えたり、登場人物を洗い出したりしていないのだ。世にあるフレームワーク=道具について新卒研修で聞いたことはあるけれど、現場でどう使うのか、どの場面で使えるのかを知らないのだ。

 

箸を存在としては知っているが、食べるときに使うと思っていない。ということ。

 

道具の使い方ばかり教える研修も考えものだ、と思った。

読書について

学生の頃から読書が好きだ。

高校、大学は古典や哲学書といった小難しい本をよく読んでいた。内容が面白いことと、何か頭の良いことをしている気になれるので、読んでいた。

容姿・運動神経にコンプレックスがあり、インテリにあこがれていた。

その時ついた習慣はいまだに続いており、仕事に関する専門書・自己啓発・小説・古典は未だに読んでいる。

 

一昨年、管理職になり何人かの部下を持った。評価面談の際、彼らから今後伸ばしたいスキルや課題認識を聞いたとき、過去に読んだ本の受け売りをしつつ、

「まぁ今言ったことは全部、この本に書いてあるから。気になったら読んでみて」

などと言っている。

 

もちろん、私が若手だった時分に先輩や師匠から教えてもらったことも伝えている。

 

管理職になったとき、マネジメントに関する本をいくつか買い、読んだ。転職前の課長やOJT担当の言動、現職の上司の言動の背景・意図・思想を想像できるようになった。

まだ新米管理職なので部下の気持ちがわかる。

「これくらいの説明で大丈夫だろう」

「こんなに言っても伝わらないのか」

「裁量を持たせて成長の機会にしよう」

 

いろいろな思いを持って、意図をもって日々、指示を出し、相談に乗り、判断を下している。言わなきゃわからない、でも言い過ぎても伝わらない。

 

自分の言葉でどれだけ説明できているかわからない。名前も忘れた本のどこかのページに書いてあったことを受け売りしているのかもしれない。

でも、それはきっと過去に読んだことが自分の血肉なったのだろう。

 

部下のキャリア・人生の一端を担っている緊張感と責任感を胸に、今年も評価の時期が来る。

2023年1月の資産状況

実績

総評

10月11月はプラスだったが、12月でマイナス。22年末は3,600万円台だった。

1月はプラスになり、3,700万円台にのった。今年は4,000万円まで伸ばしたい。できれば5,000万円までいきたい。

インデックス投資のため、年間の入金額がモノを言う。どのくらい節制して投資に回せるか。生活の質と相談しつつ、投資に回していきたい。

2022年9月の資産状況

結果

 

総評

気持ちいいくらい右肩上がりだったが、それが永遠に続くわけもなく、前月比でマイナスになった。マイナス4.5%で、総資産は3500万円台。

このまま4千万円までいくかなーと思っていたけど、現実は甘くない。。。

下落時も粛々とインデックスを積み立てるべし。

OJT #1

5月から私の下に1名、新人が配属された。現場は客先常駐のSESだ。2ヶ月は無償で、3ヶ月目からの有償化を目指している。

GWが開けた5月9日、遅刻。現場は駅からバスを使うため、バスの遅延か乗り場がわからなかったかと思ったが、寝坊とのこと。

 

1週目はメンバーへの紹介、現場ルールの説明、7月有償化に向けた取り組み設定を行った。このご時世、大々的な歓迎会はできなかったが、私とメンバーを含め3名で食事会に行った。

 

5月最終週、5月の目標について報告をうける。達成した目標は5分の1だった。未達成だった目標をどのように達成するか、一緒に検討。

その間、部長・副部長と面談。「ぼんやりしていて危うい。5月目標を達成できなかった原因分析と対策立案が甘い」との評価。

 

先週一週間は新規のタスク依頼を停止し、5月目標未達の原因分析と対策立案に費やした。月曜日に報告予定。つきっきりで指導したが、遅々として進まない。悪いスパイラルに入ってしまっている感じがする。

 

未達目標の内、基本情報技術者試験の過去問で正答率60%取得と不明用語をまとめた用語集作成のIT知識に関する点は、特に頑張って欲しい。

 

今の時代に合わない考え方かもしれないが、業務外での自己研鑽があまりにも甘い。会社の戦略が高単価の客先常駐であるため、顧客は社員以上の能力をもった即戦力を期待する。

新卒で、学生時代にIT系の学部でない人間がそのまま受け入れられるほど甘い世界ではない。この1ヶ月で厳しい世界であることをわかってくれたら、それだけでもOJTの意味はあったと言えるだろうか。