ITコンサルタントに転職して5年ほど経過し、職位はコンサルタントからマネージャになった。
指示を受ける側から指示する側へ、判断材料を集めて報告する側から判断する側へ、教育してもらう側から教育する側へ、立場と視点が変わった。
今回は、教育の話。
ロジカルシンキング、MECE、フレームワークなど、言い方はそれぞれだが、打ち合わせで出た話を整理し、次のアクションを出し、お客様と話を現実的に進めていくことが求められる。
先日、とあるクライアントの課題整理を部下(新卒1年目と新卒4年目)に依頼した。課題・原因・対策の3つを記載してくれたが、それぞれのロジックが飛んでおり、頭を抱えた。
本人から話を聞いてわかった。
フローで考えたり、登場人物を洗い出したりしていないのだ。世にあるフレームワーク=道具について新卒研修で聞いたことはあるけれど、現場でどう使うのか、どの場面で使えるのかを知らないのだ。
箸を存在としては知っているが、食べるときに使うと思っていない。ということ。
道具の使い方ばかり教える研修も考えものだ、と思った。