元ITインフラ系エンジニアの日記

元ITインフラ系エンジニアがITのことや投資のこと、コンサルのこと等を綴ります。

希望に満ちた目

電車の中、会社のエレベーターホールなど、いたるところで新社会人を目にする。ピカピカの靴、形の整ったカバン、皺一つないスーツ、そして希望に満ちた目をしている。

6年前、私も新社会人だった。果たして彼らのように明るい目をしていただろうか。

 

社会人2年目、3年目は新社会人が疎ましかった。電車の中で何人も固まって行動し、大きなスーツケースを持ち、大きな声でくっちゃべっているその姿は、とても目障りだった。

きっと年次がちょっと上なだけで、大して役に立っていないにもかかわらず、社会人としての意地かプライドみたいなものがあったのだろう。

危機感とか、嫉妬心とか、臆病な自尊心だったのかもしれない。

 

4年目、5年目には、彼らをあまり意識しなくなった。「あ、今年もそんな時期になったか。」くらいの気持ちだった。

自信がついたのか、鈍感になったのかはわからない。

 

6年目、そして7年目の今は彼らを微笑ましくみつめるようになった。

ネット上では新社会人へのアドバイスやら何やらが、そこかしこで書かれている。

曰く、「Excelで差をつける!」「新社会人に必要な3つの心得」「先輩から一目置かれる行動」、「辛い時は逃げましょう」「懲役40年www」などなど。

 

私はアドバイスする気なんて毛頭無い。ただ、希望に満ちている今の気持ちは、せめて来年まで持っていて欲しい。

いつも疲れたサラリーマンで埋まっている車内に、元気な、希望に満ちた人がいると、私もちょっとだけ元気になれる。4月、希望に満ちた目をした新社会人に感謝したい。