離れて分かる実家の良さ
社会人になって初めて一人暮らしをし、実家を離れて早5年。この時期になると毎年実家に帰りたくなる。
地元は高校が学区外であったため、小中の友人とはまったく縁がなくなって久しいし、年賀状も社会人になってから送らなくなったし、SNSで友人らしきアカウントを見つけてもフォローしない。高校の友人とも若干、行動範囲が外れるため、たまにフットサルで会うくらいなのだが、この時期になると唐突に実家に帰りたくなる。
なぜ実家に帰りたくなるのだろうか。
地元の空気は懐かしい
実家には年末年始に毎年戻るようにしている。駅から実家への道を通るといつも
空気が懐かしい
と感じる。なんというか、匂いが違う。一人暮らししている地域の匂い、職場のある都心の匂いとは全く違う。たぶんビニールに地元の空気と都心の空気を含んだビニールを嗅ぎ比べてもわかる。それくらい"匂い"が違うのだ。そして少年時代を思い出して懐かしくなる。
年末年始を過ごし、2、3ヶ月も経つと一種のホームシックになるのだろう。あの空気が懐かしい、もう一度嗅ぎたい。今すぐにでも実家に戻りたい!と。
家賃と言う現実的な問題も…
ただ懐かしいという思いだけではない。家賃も浮くという現実的、経済的、そして合理的な理由もある。
家賃だけで年間74万円(+更新費3万円)である。これは正直言って痛い。なぜ痛いのに一人暮らしをするのか。それは
- 社会人にもなって実家住まいは恥ずかしい
- 一人暮らししていないと結婚できないのでは…
- 男は社会人になったら一人暮らしするもんだ
- 独立自尊するんじゃー
と思っていたからだ。
しかしここ最近は(というかこの時期になると)、
- 実家でお金を貯めていた方が良かったのではないか
- 実家の方がストレスが少ないのではないか
- 実家暮らしでも結婚している人ってたくさんいるじゃん
と思うようになった。
30歳になったら
今は、30歳&独身であれば実家に帰ることを考えている。一人暮らしする理由が無さそうだし、なにより両親と暮らした方が何かと都合が良い。次世代を育むことができなければ、親を支えて、甥姪を影から応援するという生き方も悪く無い。そんな風に思う。