風邪を引いた。病院で処方箋を渡してもらい、薬局から薬を頂いた。すぐに飲んだ。翌朝、だいぶ回復していたが、まだ鼻が詰まっていた。普段、トイレットペーパーを鼻紙にしていた。頻繁に鼻をかむと鼻の下がすり切れてしまう。
会社の先輩にこのことを何となしに言うと、「コンビニの保湿成分入りのティッシュを買えば?」と言われた。1箱で300円近くするため、これまでは買っていなかった。今回はあまりにもひどく皮膚が傷ついてしまったため、買うことにした。
するとどうだろう!なんとも快適であった!!これまで鼻をかむのがいやでいやで仕方が無かったのに、今では全く気にせず鼻をかめる!
この経験から、価値観がちょっと変わった。身近な、頻繁に使用する物にはきちんとお金をかけるべきだと思うようになった。これまでは必要な物にまで金を惜しんでいた。そう、倹約ではなく、金を惜しんでいたのである。
これまで吝嗇にすぎた、と反省した。いっそ大胆に、天引き貯金をした後に残った金は、気前よく使い切ってしまっても良いのではないか、とすら思うようになった。この価値観の転換は、先の体験に加えて資産の好調さがあってのことだろう。
生活レベルは一度上げると下げられない、とよく聞く。そのため、急に「宵越しの銭は持たない!」とするのではなく、少しずつ、ビクビクしながら使う量を増やしてみるか。そして、月末の家計簿をつけるタイミングで「無駄遣い」がなかったかを振り返るようにしようと思う。