元ITインフラ系エンジニアの日記

元ITインフラ系エンジニアがITのことや投資のこと、コンサルのこと等を綴ります。

基本を継続すること

昨年末の資産が3200万円に到達した。年初は2590万円だったため、+610万円という結果だった。

2014年7月に投資を始めて約7年、資産は当初の300万円から約10倍になった。目標の1億円まであと約3倍増やせば到達する。

当面の目標はまず5000万円だ。ここに到達すれば目標まで半分となり、かなり現実味が出てくると思う。

 

ここまで行ってきたことは基本的なことだったと思う。

まずは不要な支出、特に固定費を削った。2017年くらいまではガラケーを使っていたし、最近までは都内で月6万円のアパートに住んでいた。スマホに機種変更した際は1Gの最安プランにした。

昨年は思い切って楽天に乗り換えた。3GBを超えることなく、機種代金と通信費を合わせて4500円程度である。※格安SIMなどもっと安価で楽天より品質の良いサービスがあるが…。

リボ払いは行わず、給料から天引きで財形や投資用口座へ引き落とす。残ったお金で生活費を賄う。

お酒は弱いため、あまり飲まず、風俗やギャンブルは興味がないためやらなかった。女性との交際は結婚相談所でのお付き合いだけだった。

 

支出を削った次に行うことは収入の増加だった。新卒で入社したIT会社には9年勤めた。残業代や休日・深夜手当をきちんと出してくれる会社だった。残業はほとんどしなかったが、休日・深夜は積極的に勤務した。

2〜8年目までは情シスに勤務した。かなり落ちついた現場だったため、業務時間中に資格試験の学習や実機を使った勉強を行い、腕を磨いた。チームリーダーはとても尊敬できる人で、BOSSと呼んでいた。

9年目、異動した先の現場でITコンサルを経験した。初めての経験だった。社外のエンドユーザーと話す経験、利害調整、プレゼン、インタビュー等。上手くいかないこともあったが、先輩のサポートのおかげでやりきることができた。この先輩のことは今では師匠と思っていて、年に1〜2回、食事をしている。

自分のこれまで培ってきた技術(IT、ビジネススキル)が通用することがわかり、もっとコンサルで力を試してみたくなった。

転職市場も売り手優位だったため、思い切って転職した。結果として年収が前職の約2倍となった。※前職は年収400万円だった。

 

支出の削減、収入の増加に並行して投資を継続してきた。

最初、メガ証券を周り、証券マンに話を色々と聞いた。その時に勧められた書籍を読み、ピーター・リンチに感銘を受け、バリュー投資をすることにした。

その後、ウォーレン・バフェット、シーゲルなど有名どころを知った。

実際のところはバリュー投資をしているつもりだったが、ただ単にアベノミクスに乗っているだけだった。

投資手法を調べていくうちに、高配当株投資を知った。これは大失敗だった。JTは買わなかったが、日産は買っていた。毎月分配型投資信託も買っていた。

山崎元の書籍や楽天証券のコラムを読み、すぐに辞めた。

その後、インデックス投資に乗り換え、投資信託を積み立てた。が、全然増えないことに我慢ができず、なんちゃってバリュー投資を再開した。

ブレグジット、トランプラリーなどを経て、高配当投資を再開したが失敗。

今ではインデックスETFとインデックス投信に落ち着いた。

今年は少しずつ、配当金と優待を狙って個別銘柄を購入していくことを考えている。まったく成長していない…。

 

投資に関してはまったく上達していないが、支出を削ることと収入を増やすこと、投資で致命的な損失を負わないことを継続してきた。

今後もこれを継続し、目標の資産1億円に到達したい。

妥協点

私は配当金・分配金という言葉に弱い。

毎月分配型投資信託が罠であることは身をもって理解しているため、購入していない。一方で、個別銘柄・ETF配当利回りに目をくらませて購入している。

 

先日、SPYDを損切りした。

 

もうこりごりだ。妥協点として、インデックス型のETF投資信託を組み合わせることとした。これにより、ETFからは分配金を受領し、投資信託は再投資するという構成とした。

 

手持ちの個別銘柄は大型株以外は全て売却し、ETF投資信託に振り分ける。

 

私には個別銘柄で10倍株を当てる運もスキルも根性もない。このことにようやく気がついた。

 

指数の強さ

 暴落相場になると指数の強さが際立つ。価格としては指数も個別も下がるが、個別株は倒産リスクや減配リスクも起こりうる。一方で指数は倒産リスクはない。減配リスクはありうるが、もともと指数連動型の場合は分配金を目当てにしてはいないので、ほとんど無視できるだろう。

 投資信託iDecoを除き全て売却した。 売却時の約定タイミングと価額をコントロールできないのがネックだったからだ。今月より、米国とJリートはインデックスETFを購入することとした。日本の個別株式はどうするか。

 

 近い未来のキャッシュフローを求めるなら個別株式を持ち続けるべき。将来、資産の利回り以下で生活することを目指すなら指数連動型で固めるべきと思う。おそらく、トータルで見たときはほとんど差がないか、若干、指数連動型の方が有利かと思う。

 とはいえ、個別株式は指数連動型にはない冥利もある。なので私はiDecoは指数連動型、それ以外は高配当、という整理をしている。ただ、どうしてもiDecoは月々の積み立てが少ないので、バランスが気になるところ。TOPIX連動ETFを検討する。

落ちるナイフを掴む

 NYダウ、日経平均が大きく下がった。長期的な不況の始まりか…?

 10-12月GDPもマイナスだったので、消費税増税とコロナのダブルパンチかもしれない。巷では転換期ではないか、という話もある。

 粛々と積み立てつつ、ちょっとだけ悲観的に見て買っていく。

損切りと最近の所感

損切り

 先日、6150タケダ機械を損切りして、8万5千円の損失を計上した。低PBR、PERで成長性、配当金もまずまずの銘柄だったが含み損が10%を超えたため損切りした。

 過去のチャートを見ると、いわゆる低位株の動きをしており、一定の幅で動いていた。今回は高値掴みをしてしまっていた。再エントリーも考えたが、タイミングを見ての投機は難しいので諦めた。

 マネーの公理の第三、第五、第十一の公理を忠実に守ることとした。

第三の公理 希望について

 船が沈み始めたら祈るな、飛び込め

 

第五の公理 パターンについて 副公理VI

 チャーティストの幻想に気をつけろ

 

第十一の公理 執着について

 もし最初にうまくいかなければ、忘れろ

 〜『マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール』 マックス・ギュンター著

  投機がうまくいかない時、損切りをする時に読むと背中を押してくれて非常に助かっている。

 

次の狙い

 業界としては、IT(SIerSaaS)と人材派遣に注目していく。理由は自分が働いている業界にどちらも近いからだ。

  ピーター・リンチはテクノロジーを使う側に投資せよ、と『株で勝つ』で書いているが、私はテクノロジーを導入する側の方が優位性を発揮できるのではないかと思う。ただし、職業柄、インサイダーにならないよう投資先は慎重に行う。

 投資先選定にあたっては、業界以外にも別の視点を持って探していく。これについては、秘密とさせていただく。

 

配当金

 配当金のKPIを設定したので、米国ETFの購入を開始した。もともと投資信託で積み立てていた分を、徐々にETFに回していく。

 YoutubeTwitterで高配当銘柄への投資や米国株への投資が喧伝されて久しい。新型コロナの影響もあって、そろそろ調整が入るかもしれない。個別の銘柄はわからないので、粛々と積み立てていくしかない。

 日本株式も高配当ETFがあるので、もしかしたらそちらにシフトするかもしれない。転職前に比べて、入金力が上がったので減らさない投機を心がけるようにする。

不動産投資の勉強・2

昨年12月、不動産の勉強を始めた。

ring-bell.hatenablog.com

 

同僚と投資会社のセミナーに行った。その後、営業の方と何度か話しをし、物件の確認も行った。会社の物件は新築ワンルームマンションで、都内の物件だった。

ローンと手残りを計算したところ、6年目から手残りがマイナス(手出し)となる。節税、保険、将来の値上がりについて説明いただいたが、どれもピンとこなかった。

 

出口戦略が10年以内にローン残債と同額以上で売ることのみだったので、断った。

 

節税、保険の効果については勉強不足だったのと、具体的な数字が見えなかったので今後、勉強していく。中長期(10〜20年)の保有をすることを考えているので、入居しているのに手出しが発生する状況は受け入れられない。

節税効果、保険効果が高くとも、自分のポケットにお金が入ってこないで、逆に出て行く状況なら買うべき”資産”ではない。