元ITインフラ系エンジニアの日記

元ITインフラ系エンジニアがITのことや投資のこと、コンサルのこと等を綴ります。

プログラミングも大事だけど

たまには元ITインフラ系エンジニアらしい記事を。 

 だいぶ前からプログラミングを学ぶべき、というコマーシャルをよく見ます。世間ではJavaとかRuby、近頃ではPythonといったプログラミング言語を操る人の価値が高まっているということになっているみたいですね。

 個人的には世間の認識がIT業界=プログラミング(アプリ開発)となってしまうことに危機感を覚えています。

 たしかに昨今はクラウドファーストの考えが広がり、AWS、MS Azure、Google Cloud PlatformなどのIaaSを使うことが多くなってきたため、インフラレイヤーをあまり意識しなくても済むようになりました。

 しかし、上述のクラウドサービスを使用するにあたってはNWの知識やOSの初期セットアップ、OSI基本参照モデルのレイヤー間の連携に関する理解が求められます。

 

 最近は弊社への転職希望者と面接する機会が多いのだけど、インフラ層(NW、SV)のエンジニアが少ないと感じています。

 労働市場では専門性と希少性の高い分野の属性をもった人間が高く評価されます。ということで、プログラミングスクールに通ってみたけどアプリ開発が自分に合っていないと感じた方、あるいは転職がうまくいかなかった皆さん、インフラ層の勉強もしてみませんか?

 プログラミングで学んだことはそのまま使えますよ!インフラでもPerlとかbashとかC言語とかプログラミングを使う場面があるので、勉強したことは無駄にならない!

 NWは昔こそコール率やジッタなどシビアな計算が求められていましたが、今ではLANの高速化に伴い、ほとんど考えなくてよくなりましたよ!Wi-FiはまだまだSNRとかレーダー干渉とか考える必要があるけど・・・)

 

 何より私自身、新卒でSIer会社に入社し、Javaをやったけど適性なくてインフラ(NW)に進みました。その後、CCNPネットワークスペシャリストといった高度資格を取得して、SV(WindowsLinux)に進んで、セキュリティをやって、自分でDNSとメールサーバ作ったり、C言語を学んでOS自作しようとしたり、python学んで機械学習に手を出したりして、インフラ〜ミドルウェアまで領域を広げてきました。

 このおかげで昨年の転職活動はうまくいき、年収を倍近く上げることができました!

(転職エージェントが敏腕だったこと、売り手市場だったことが8割を占めていると思いますが・・・)

 

 IT業界やITコンサルに興味のある皆さん、スマホのアプリやネトゲが動く環境には必ずインフラが必要です!素晴らしいイノベーションや日々の企業活動を支えるITインフラの知識を身につけてみませんか?